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4月 10 2024

新しいRiva El-Iseoは 特別スタイルのサスティナブルなフル電動。
 

Rivaの E-ラグジュアリーカテゴリーの第一号モデル、Riva El-Iseo。
 
 
2024年4月10日サルニコ – すべてのRiva新型モデルは未来を見据えていますが、同時に180年以上に渡り受け継がれてきた比類のないエレガンス、スタイル、ノウハウの伝統を引き継いでいます。このイノベーションと伝統の素晴らしい組み合わせはサステナビリティを旗印とする新しいE-ラグジュアリーカテゴリーから発売されるブランド初のフル電動パワーボートRiva El-Iseoにも完璧に現われています。

すべてのRiva製品と同様、新しいRiva El-Iseo はOfficina Italiana Design の創業者であるMauro MicheliとSergio Beretta、Piero Ferrari 率いる製品戦略委員会、Ferrettiグループエンジニアリング部門がパートナーシップを組んでできたものです。
 
“職人技とノウハウを新しいテクノロジーと組み合わせ、長年に渡り直面する難題を乗り切る能力がRivaの当初からの大きな強みでした。Riva El-Iseoは単に世界で一番美しいフル電動パワーボートであるだけでなく、研究開発に投資を続けてサステナビリティと環境意識への新たな道を開いたことへの証明にもなっています。”とFerretti グループのCEO Alberto Galassiが説明します。“Riva El-IseoはRinaのカテゴリーB認証を受けた初めてのモデルでもあり、Rivaがヨットの安全性においても最前線にいることが裏付けられました。”
 
Riva El-Iseoは27フィート (8.40 m)、最大幅2.5mのランナバウトで、そのエレガントで洗練されたラインは多くの人に愛され、多用途なIseoの船体デザインを踏襲しています。船には Rivaの2つの魂をはっきりと見ることが出来ます。デッキや船尾プラットフォームの磨かれたマホガニーやサイドグリルのステンレス製ディテール、洗練されたスカイブルーのファブリッククッションなど世界的な有名ブランドの典型的でスタイリッシュなディテールがブリッジの近代的で直線的なデザインと連携し、伝統とコンテンポラリーさの対比が生まれてこの船のコンセプトを要約しています。デッキ、コックピット、ヘルムステーションには全く新しいデザインを採用し、初号機の船体カラーであるRiva独自の高貴なカリフォルニア・スカイブルーが、Rivaの船すべてに施されているエレガントなアクアマリン色の美しいラインと完璧なマリアージュを形成しています。
 
Riva El-IseoはBカテゴリー(風力8以下、波高4m以上を考慮して設計された船)のRINA認証を得た初の完全電動パワーボートです。サイズや構成から考えてオープンタイプの船にこの認証が与えられるのは非常に稀なことです。
 
推進力
Riva El-Iseo は伝統的なスターンドライブ推進システムを保持し、米国を拠点とする動力および制御テクノロジーで世界をリードする多国籍企業Parker HannifinのParker GVM310フル電気エンジンを採用、スピード・加速においてこれまでにないパフォーマンスを提供します。出力250kW、最高出力300kWのParker GVM310は巡航速度25ノット、自己制御の最高速度40ノットで 、内燃エンジンを搭載した同サイズのものに比べ急速に加速できます。
最大の安定性を得るためにEl-Iseoにはスターンドライブエンジンの自動トリム制御とトリム補正をするZipwakeインターセプターを搭載しています。
 
バッテリー
El-Iseoにはバッテリー、自動車デザイン、モータースポーツに特化した革新的エンジニアリングでリードするPodium Advanced Technologies社製の高エネルギー密度リチウムバッテリーパックを搭載しています。より効率的、非常に軽量で鉛酸テクノロジーより10倍も長持ちする Riva El-Iseoの150 kWh、800 Vバッテリーにはnormalとfastの2つの充電モードがあり、75分間で20%から80%充電できます。充電ポートは右舷のスチールグリルの下にあります。バッテリーパックは“冗長設計構成”で2つの独立したブロックからなっており、万が一片方が故障してもパック全体の機能に危険が及ばないようになっています。
開発中は船の安全性を特に重視し、リスク評価中に取った数多くの対策がEl-IseoのRINAカテゴリーB認証にも貢献しました。何よりもまずバッテリーは密封・液冷されており、素早い熱放出で最も効率のよいシステムとなっています。バッテリーはダイネットと船尾サンパッドの間にあるビミニトップコンパートメント下のエンジンルームの最前方に置かれているため、アクセスが容易で点検がしやすくなっています。また、バッテリーにはコンパートメントのパネル内に技術進化した被覆材として更なる断熱材が施されていますわずか5 kgの非常に軽量ながら優れた耐火性を誇るこの素材は航空宇宙産業で広く使われているもので、炎に対して効果的な熱シールドを形成するファイバーグラスパネルです。ガス漏れを検知するガスセンサーも搭載しています。
 
ダッシュボードと巡航モード
完全デジタル化されたダッシュボードにはすべてのバッテリーの状態とクルージングモードの情報を示す9インチまたは12インチのSimrad chartplotterとBöning 12インチスクリーンという2つのタッチスクリーンが備わり、巡航および船内システムすべての情報をコントロールできます。ステアリングシステムとオンボードシステムの統合はXentaが設計しました。
Riva El-Iseoには3つのクルージングモードがあり、クラシック音楽の伝統に敬意を表し、音楽の速さからインスピレーションを得、それぞれAdagio、Andante、Allegroと名付けました。
AdagioモードはECOモードで巡航パフォーマンスが最適化されるよう設計されています。最高速度5ノットで加速も制限して燃料消費を抑え、10時間のクルージングが可能ですAndante モードは巡航速度と加速は同サイズの内燃焼エンジンヨットと肩を並べる最高速度25ノット、Allegroはスポーツモードで驚異の加速力を持ち最高速度40ノットに達します。
バッテリー寿命を延ばすため、残存充電量が20% (約10海里航行可能)まで下がると、どのモードにしていても自動でAdagioモードに切り替わり、電力を節約して安全に係留ポイントまたは充電ステーションに到達できるようになっています。
 
Riva El-IseoはFerrettiグループのサステナビリティへの取り組みに相応しいものであり、立ち上げたE-ラグジュアリーカテゴリー は、単に推進力のタイプで分類するのではなく、使用材料や製造過程によって定義されるものとなり、グループのサプライヤーも関与しています。新しいEl-IseoはRivaの本質を完璧に反映するもので、ヨットの歴史を作り続けるブランドのクラシックなスタイリッシュさ・美の特徴と最先端技術を導入して革新し続けるリサーチ力が組み合わされています。

Riva El-Iseo は2022年末にモナコヨットクラブで最初のプロトタイプが発表されて以来、様々な状態や環境の中で複雑なテストを行い、YCM E-DockでMonaco Energy Boat Challengeや電動モデルだけが参加できる耐久イベントYCM E-Boat Rally にも参加しました。
 

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