9月 5 2022
完全電動のエレガントなRiva、El-Iseo誕生
すばらしいモナコヨットクラブでのFerrettiグループのプライベートプレビューで、Rivaが伝統的なデザイン、先進技術、イノベーションを組み合わせたブランド初の全電動ランナバウトEl-Iseoを発表
2022年9月5日モナコ – イベントや新開発満載の180周年を祝うマジカルな年に、Rivaが初のフル電動ランナバウトを発表、ブランドの遺産にサステナビリティを加えました。
ブランド初の電動プロトタイプEl-Iseoの発表の場として、モナコのすばらしいヨットクラブ以外の選択はありませんでした。Rivaが常にホームとしてきた場所で、環境に対する配慮も申し分なく、サステナビリティの指針となる場所だからです。
Ferrettiグループのきらびやかなプライベートプレビューは、オーナーや友人たちがグループの新モデルをこっそりのぞき見できる機会として、待ち望まれていたものでした。
“El-Iseo はRivaだけが毎日経験できるチャレンジの輝かしい新章です。伝説的な歴史と最先端技術が組み合わさることで生み出される美しさやスタイルは、時代遅れには永遠になりません。” とFerretti グループのCEO、 Alberto Galassiは言います。“ El-Iseoプロジェクトは私たちにとって非常に重要です。プレビューにモナコヨットクラブを選んだのもRivaにとって自然なことです。ここは私たちが環境への配慮を長年に渡って働きかけてきた場所であり、Sea Index®やMonaco Smart & Sustainable Rendezvous 、Energy Boat Challengeなど高潔な実践と具体的なイニシアチブをとってきた所です。現在180歳のRivaは、近代のレジェンドだけが持つ信頼と先見の明を持って、引き続きこの業界をリードしていく所存です。”
とても愛されている、用途が広く魅力的なモダンな外観の27フィートランナバウトIseoのフル電動バージョンがEl-Iseoで、その洗練されたスピリットは船体、デッキ、スタイル、カラーに息づいています。El-Iseoは Parker GVM310フル電動エンジンを搭載しています。
El-Iseoは従来のスターンドライブ推進システムを維持しながら、運動制御技術をリードするアメリカ発の多国籍企業Parker Hannifinのエンジンを搭載し、スピードと加速においてこれまでにないパフォーマンスを発揮します。250 kWと300 kWの最大出力を持つParker GVM310エンジンのRivaプロトタイプは巡航速度25 ノット、自己制限最高速度40ノット。内燃エンジンを搭載した同サイズのボートに比べて加速曲線はかなり急激です。El-Iseoは航続距離も高性能で、エコノミーモードで10時間航行でき、超高性能と最大限のサステナビリティが組み合わされたユニークなボートとなっています。
イノベーションとサステナビリティの総仕上げとしてEl-Iseoはリチウムバッテリーパックを搭載。このバッテリーの製造者Podium Advanced Technologiesはバッテリー、自動車デザイン、モータースポーツの世界をリードするイノベーターでありスペシャリストで、この度世界で初めてヨットのために製造を手がけました。El-Iseoプロジェクトのため特別に開発されたバッテリーは 容量150 kWh、エンジンと船尾座席の間に位置する二つの独立ブロックで構成されています。
トランスミッション、スロットル、ドライビングモードとバッテリー充電モードの管理などオンボード制御システム全般の統合は、イノベーションリーダーでありFerretti グループのパートナーである Xentaが再び担当しました。
El-Iseoに乗船すれば、ボートの二つの魂にすぐ気づきます。ブランドを世界に知らしめた特有の紛れもない仕上げ、カラー、ディテールはもちろんですが、同時に目を引くのが過去のボートのアナログディスプレーのデザインを模した完全デジタルでタッチスクリーンダッシュボードを備えたヘルムステーションです。3つのドライブモードはAllegro、Andante、Adagioとクラシック音楽のテンポを冠して名付けられ、Rivaすべてのボートが影響を受けた伝統へのオマージュになっています。
El-IseoはRivaのエッセンスを完璧に表現しています。イタリア造船の歴史を支えてきたブランドの伝統に深い敬意を払いながら、完璧を目指す絶え間ない努力と最新テクノロジーを使ったイノベーションへの不断の研究が行われているのです。